追加の手順
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私が現像するときに使っているものは次の通りです。
私が使っているフィルムは主に、35ミリはKodak
Plus-X pan、ブローニーはKodak
Plus-X pan PRO・NEOPAN400プレスト・ILFORD
FP4plusです。これらの現像には、印画紙とのマッチング、階調、シャープネス効果などを考え、現像液はD-76の1:1希釈を使用しています。 現像作業の流れはほとんど前ページ通りですが、現像液をタンクに注入する前に、水を入れて30秒~1分間連続撹拌をする「前浴(または、予備水洗)」を行っています。 この処理の利点は、
処理薬品の温度調節は、発泡スチロール水槽に20度の水を張り、そこに薬品の入ったカップを入れておきます。また現像中に撹拌していないときはタンクもここに入れて、作業中の液温変化を防ぎます。 <上に戻る> 35ミリのPlus-Xの現像時間を参考として以下に記します。
輝度差:画面の中で一番明るいところと一番くらいところの露出の差。スポットメーターで測定します。 Plus-Xやその他代表的なフィルムの詳しい特性はこちらの実験結果をご覧ください。 <上に戻る> よいネガを作るのに重要なのは、まず処理液は新鮮なものを使うことです。現像液が古いと、現像力が弱まり、カブリ(光が当たってないところまで黒っぽくなること)が多くなってきます。定着の古い液を使うと成分がフィルムに残りやすくなり、後日ネガの汚染の原因になります。処理液は、メーカーが記している能力の半分になったら新しくするのがベストです。 また、ネガを長期保存するためには定着から乾燥までが重要です。新しい定着液で処理し、十分な水洗を行います。 最近、定着液をスーパーフジフィックスからPOLYMAXフィクサーに変えました。これは元々印画紙用ですが、フィルムに使うとネガのステイン(赤み)がとれるしすごくいいと、現像の仕事をしている人から聞いたので試してみましたら、その通り今まで苦労していたステインは取れるし、すごく良かったです。この定着液は液体濃縮液ということもあり扱いが楽なので、今はこちらに切り替えました。 水洗終了の目安は、フィルムベースの色の赤みが消えたときです。ピンク色ではダメです。私の場合、水洗促進剤を使っても最低30分は水洗に使います。水の液温は20~30度くらいで行います。冬場などは、水洗促進剤につける前の予備水洗として、20~30度の水をタンクに入れて5分くらい連続撹拌するといい結果が得られます。 <上に戻る> |