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なつかしいもの

 今日、GW中に届いている机をそろそろ組み立てないとなあと思って、その前に今の机を出さないといけないので片付け始めた。(結局片付け終わらなかったんだけど^_^;)

 で、引き出しとか棚とかいろいろと整理してたんだけど、机の奥の壁際に、大学の時の写真展で使った作品のパネルがあって、それを久々に出してみました。

 大学の学園祭では、サークルとしてカラーの写真の展示はしなきゃいけなかったんだけど、その他に数人のグループで黒白の写真展も企画していて、どちらかというと黒白の方に力を入れていたんだ。だって、自分たちが好きでやっていることだからね。
 黒白、ということは決まっていて、あとは自由だったんだ。単写真でもシリーズ写真でも、木製パネルでも額装でも、印画紙じゃなくても良かったんだ。それも、力を入れていた理由かも。

 で、最初にその写真展を始めたときの作品がでてきたんだ。もうそれって解体して無くなったと思っていて、自分の記憶の中にしかないと思っていたから、うれしくて、じっくり見てしまった・・・。

 Difficult To Cureというタイトルだったと思うんだけど、縦2×横3の6枚構成で見た目もシンメトリックに作品を構成して、自然破壊を訴えた(つもり)ものだった。すごく自由に作って、そこそこいい反応をもらったし、これのおかげで先輩と写真について対等に話せるようになったし、すごく思い入れがあったもの。

 これは僕がまだ写真技術やら表現やらを授業で受ける前に作ったもので、今とは技術的に全然未熟なんだけど、その頃僕が持っていたものをすべてつぎ込んで表現したつもりだったんだけど、こうやって時間をおいてみるとまたメッセージが強烈に伝わってきた。それと同時に、あのころは今よりもさらに純粋に写真をしていたなあって思い出したよ。

 もう汚くなっちゃってたけど、もう一度きちんとプリントして、ちゃんと保存しようかな。
今プリントするとどういう仕上がりになるんだろう。それも楽しみだと思ったし。

(1999年6月13日)

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