すごい雨。週末になるとなんだか天気が悪い。だけど、家にいてボケーっとしているよりは、いろいろした方が良いなと思って、出かけることにした。(ボケーッとしているのは大好きなんだけどね)
Internetつながりの川原 京さんが、reset-Nの"COVER"というお芝居に出演されるので、それを観に行くことにして、渋谷に行きました。
2時30分開場だったのに、ちょっと早く着いたので、とりあえずビッグカメラでTri-Xを買って、そのあとル・デコというギャラリーでやっていた写真展をのぞいてみた。micanさんという人のだったんだけど、経歴に「写真新世紀展参加」ってあったけど、ホントに「写真新世紀系」でした。いいのもあるけど、全体として統一感がなかったりして・・・。まあ、僕の好きな空気は流れてたけど。
で、2時40分ぐらいになったので、会場のspace EDGEへ行ったけど、遠くから、歩道に人があふれているのが見えて、しかもみんな黒服で、何かすごい芝居だなあと思ったんだけど、それは違う集団でした(^_^;)。受付で「川原さんに予約した」というと、ちゃんと前売り料金で入れてラッキ〜。
お芝居観るのは初めてだったんだけど、中に入ってすごくびっくりしたのは、行くまでspace EDGEという会場は、ステージがあって、客席があって、っていう一般的な劇場をイメージしていたんだ。
そしたら、特に舞台はなくて、客席は桟敷入れて100あるかないかで、ステージを囲む形で、しかも客の方が高い位置で、しかも役者さんがすぐ目の前で・・・。
ビックリクリクリク〜リクリッ、だった。
そんな会場だったから、目の前で演じてらっしゃるみなさんが、すごく大きく見えました。これってすごいことだなあと、俳優の人はすごいなと、芝居の力ってすごいなと、そんなすごさを見せつけられました。
そして、内容ですが、最初の京さんの台詞、誰に向かって話しているんだろ、とか思っていましたが、最後まで観てやっと分かりました(^_^;)。
ぴあに「90年代について描く」という紹介がされていましたが、速いテンポがまさにそんな感じがした。
そして、登場人物全員の、心が揺れているというか、そういうのが伝わってきた。僕も未だにそうだけど、20代ってすごく精神が不安定だと思うのね。将来に対する不安とか、孤独感とか・・・。それが共感できたような気がしました。
また、自分と同じ年代の人間の物語だったから、自分だったらどうするだろ?とか、今の自分と登場人物との比較をして、俺はこのままボーっとした生活をしていていいのか?など、考えさせられました・・・。
そのあと、銀座へ行って、TAKEO
KIKUCHIでパンツの直したのを受け取ったあと、「ヤジャマン・踊るマハラジャ2」を観に行ったけど・・・
30分ぐらい前に行ったんだけど、すでに50人ぐらいの列が出来ていて、雨だったから階段にしか並ばせてなかったんだけど、どんどんと人が増えていって階段が通り抜けられないくらいだった。
で、無事に座れて(満席にはならなかった)、観たけど・・・前作の「ムトゥ」は娯楽大作だったんだけど、この「ヤジャマン」は悲しい作品だったな。もちろん、マサラムービーだから、コメディもダンスもアクションもあるんだけど、全体としては悲恋の話。誰もハッピーにならなくて・・・。
ミーナ相変わらず可愛かったけど、ムトゥの時よりもまるまるしてた(^_^;)。実は本国ではムトゥの方が後に作られたんだね。その割には(スーパースター)ラジニカーントは老けてたな・・・。
帰りにムトゥとヤジャマンのサントラと、無責任カタカナ歌詞カードを買って、今歌ってま〜す。
オルバンオルバン オザラリ、オラゲリマッチャバ トリラーリ、ビディゲニメパダ ニェーマーリ、アデベンドムリッパダ ナリワーリ・・・
(1999年4月24日)