トリノオリンピックの女子モーグルが終わりました。
上村愛子、女子で唯一成功してる3Dエアで金メダルへ!と盛んに報道されてましたが、結果は順当だったかなと。
ジェニファーも、カリも、どのワールドカップでもだいたい表彰だに上がる訳ですよ。愛子は、上位が自滅したときにたまに上がれる感じ。「ハマったときに強い」だけ。
モーグルはターンの質、スピード、エアの総合競技です。ターンの質とスピードは密接に関連するけど、それらとエアは相反する関係にある。でっかく飛んで、こぶを正確に速く滑り降りてきた人が勝つ訳です。
愛子は大きくてすごいエアを飛ぶけど、元々速くない滑りは速くないままだったのが敗因。次のバンクーバーでは滑りを磨いてほしい。すぐ近くにいる里谷多英というお手本を見習って。
今シーズン初滑りは、苗場スキー場でした。
予選落ちでも多英推薦…まあ妥当だと思う。
生で見ても、テレビで予選を見てもわかると思うけど、女子は愛子・多英とそれ以外の人とでエアもターンもスピードも別次元なくらいの差がついちゃってる。
ターンが全体の5割を占めるのに、ほとんどの人はエアしかがんばってない。 多英はターンとスピードという得点の75%を占める部分で世界の中でも未だにトップだと思うからね。
FAJがどう審査するのかに注目