今日は人助けをした(と思いたい)。
いつものようにだらだらしてて、3時になってやっと出かけて、駅まで歩いてたんだけど、
途中である中年男性(暑いのに革ジャン持ってる。ちょい渋め)に声をかけられた。
「六本木まで帰らなきゃいけないけど、金が全くない」
西船橋まで歩くから、2〜300円(そこから六本木まで行ける分)貸してくれ、必ず返すから、とのことだった。
それぐらいだったら交番に行けばいいのにとか、ちょっと胡散臭く思ったけど、身なりは変じゃないし、西船までっていうのが妙にリアルだし、金額も大したことないし、貸すことにした。
郵便でもいいか?っていうから、住所教えた。けど、相手の名前は聞くの忘れちゃった。
なんか変なことになっても別にいいや、なんて思ったりして。
最近もうどーでもいいや、なんて考えてたりするし。
貸した理由はもう一つあるかも。前に新宿駅で見かけたんだけど、金髪&ガングロの女の子がおじいさんに案内してるのね。
新宿駅ってごちゃごちゃしててよく分からないじゃん。だから、ここで降りてこの電車に乗り換えれば大丈夫ですよ、とか、一緒にそのホームにつれていってあげてるの。
そんな光景を見て、あらためて思った。
使い古された言葉だけど、人間は中身なんだなあと。そしてオレは人に親切にできないクズ野郎だなあと思ったりした。
それを思い出したから、男性を無視することはできなかったんだ。
返してくれるとは思ってないけど、人助けをしたと思えばいいよね。
(1999年7月24日)
P.S.8/5現在、返してもらってません。